「前よりもよくなった」というワナ
こんにちは。
ヒーリングルーム中今の秋野真理子です。
四国・徳島を拠点に
・アカシックリーダー
・スピリチュアルセラピスト
・自分のあり方ナビゲーター
として活動しておりまして、
（Zoomやスカイプでのセッションや全国への出張ご依頼も承っております。）
特に、
「自分自身を見つめること（自己認識）」
「在り方（ありかた）」
へのサポートを得意としています。
さて、今回も前回に引き続き、
セッションで見かける「ハマリガチなポイント」の1つをシェア
してみます。
あらかじめ知っておくと予防できるかもしれませんし、あ・今ハマッテタ？と気づけるかもしれません、ぜひチェックしてみてください^^
◇未来の「なりたい自分」を基準に今の自分を見つめるプロセスを楽しむ
「前よりもよくなった」－それが事実だとしても、その思いがさらに前に進むための気づきや成長の妨げになることがあります。
それってどういうことなのか？セッションを提供していての体験を一般化してシェアしてみますね^^
アカシックリーディングをはじめとしたセッションでクライアントさんと接するとき、今のクライアントさんがどういう状態なのかがこちらには分かります。
その人の声やたたずまいやエネルギーから感覚としてガサッと分かるイメージです。
今、その人が、どれくらいクリアなのか？自分の本質にどのくらい近づいているのか？どのくらい目覚めているのか？どのくらい眠っているのか？どのくらい葛藤を持っているのか？などなどが分かります。
これは、理屈で考えてのことではないですし、ジャッジとも違いますし、細かい状況を何もかも分かるという意味でもありません。
いわば、その人の存在自体をリーディングして感覚としてとらえるイメージです。
（「感覚」と聞くと曖昧なものと感じる方もいるかもしれませんが、実は「感覚」こそが大事です。）
この分かっている状態をベースにセッションを進めていくなかで、クライアントさんがある種の疑問を感じることがあります。
それは、私が理解しているクライアントさんの今の状態と、クライアントさん自身が思う今の状態とが一致しないところからくる疑問で、
例えば、コレに取り組むといいですよと伝えたとき「その点はもう前に取り組みました」「そのことはもう終わりました」などの返事があったり、心の中で思ったり※、といったことです。（※心の中で思っていることもリーディング状態だと伝わってくることがあります。）
こうした場合に共通しているのは、クライアントさんが「前よりもよくなった」という思いを抱いている、ということです。
「前よりもよくなった」という思いを抱くクライアントさんの多くが、確かに、実際に前よりもよくなっています。（これもリーディングで感じられるところ）（この場合の「よくなった」とは、どれくらいクリアか・本質に近づいているか・目覚めているか・葛藤を解放しているか・それにともなう日常の過ごしやすさや歓び、といった点についてのことです。）
ただ。前よりもよくなっている事実があるとして。
今よりも前に進みたいと思うならば、今よりもよくなる必要があるわけです。
なので、前よりもよくなったという思いにハマると前に進めなくなります。
といっても、「前よりもよくなったと思う」こと自体が問題なわけではないですよ！
問題は、「前よりもよくなったという思い」に「ハマる」「こだわる」ことです。
このハマり方・こだわり方には、大きく分けて次の2タイプがあります。
1つ目は、「前よりもよくなった」ところで現状維持しようとするタイプ。
前よりもよくなる体験をしたことが成功体験になっていて、それを支えや成果として「前よりもいい現状」を維持しようとします。
現状維持は人間の動物的な本能の面もあるのでそれもある意味自然なのですが、この状態だと前に進むことは難しいです。
新しいチャレンジを避けたり残っている課題に向き合うことを避けたりしがちで、自分の内側で「前よりもよくなった」ことを自分の言い訳や正当化に使い始めることも少なくありません。（言い訳や正当化は、意識的にも無意識的にも行われます。）
2つ目は、前よりもよくなった＝これまで向き合ってきたテーマは終了した、と勘違いしてしまうタイプ。
例えば、
インナーチャイルドの癒しに取り組んで前よりもよくなった、だから今度はインナーチャイルドではなく別に取り組むべきテーマがあるはずだ、
ネガティブ思考に気づいて改善できた、だから今度はそれ以外に取り組むべきテーマがあるはずだ、
などなど。
確かにこれまで向き合ってきたことと異なる新しいテーマも存在するかもしれません、が、今回伝えたいのはその有無のお話しではなくて^^
前よりもよくなった＝これまで向き合ってきたテーマの終了、とは限らない！ということです。
特に、インナーチャイルドの癒しや自己認識の分野は深いです。
一度や一時期の取り組みだけですべてが終了できるタイプのものではなく、人生の中で時間をかけて継続して取り組み続けるタイプのものです。
インナーチャイルドの癒しや自己認識で意識の深い部分の傷やブロックにアクセスして癒すことは、本人に準備ができている分だけできることです。
1年前にはこれくらいアクセスして癒すことができた。
そして、今、自分自身の成長や準備が進み、より深いところにアクセスして癒すこができる。
もし、未来、自分自身が成長して準備が進めば、さらに深いところにアクセスして癒すことができる。
そんな感じで、玉ねぎの皮を1枚1枚むくように進んでいくタイプのものです。
この仕組みを知らないと、一度変化を感じたとき「前よりもよくなったので終了した」と勘違いしたり、自分自身のそのテーマを見つめることをやめてしまったり、次のテーマは何だと探し求めてしまったりし、結果として停滞してしまうことが多々あります。
過去よりもよくなった自分を認めつつ。
未来もよりよく。
そのための鍵はプロセスを楽しむこと。
「今の自分」をニュートラルに見つめて一瞬一瞬を意識的に気づきながら生きること。
「前よりもよくなった」と過去の自分を基準に今を見ようとする意識でなく、
「こうなりたい」未来の自分を基準に今を見つめて気づいていくこと。そしてプロセスを楽しむこと。
ぜひ意識して実践してみてください。
あと、今の時代は、地球のエネルギーがどんどんクリアに高まっていく時代です。
そのエネルギーの影響で、私たち一人ひとりの意識やエネルギーが刺激され、以前はアクセスできなかった意識のより深い部分から傷やブロックが浮かび上がりやすくなっています。浮かび上がってくれば、気づいて癒して解放するチャンスです。
個人の準備とは別に地球のエネルギー変化の影響もあり、一人ひとりの変容がうながされる時代、変容しやすい時代、です。
時代の波に乗って変容していきたいですね。
必要な方に受け取っていただけたらとてもうれしいです^^
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